「車検ってどこまでチェックされる?伊賀・三重の整備工場が教える、車検の見方と事故後の修理のこと」
2026/04/11
車検で実際にチェックされていること
車検は、法律で定められた保安基準に適合しているかを確認する「法定検査」です。
簡単にいうと「安全に走れるか」「環境に悪影響を与えないか」を、国土交通省の基準に基づいて点検します。実際に確認される主な項目は次の通りです。
・制動装置(ブレーキ)
・走行装置(タイヤ・サスペンション・ハブ・ステアリングなど)
・ステアリング装置(ハンドルの遊びや遊びの原因)
・排気ガス・騒音(公害関係)
・ライトやウインカーなどの電装類
・フロントガラスやワイパー
・車体の構造部分(サビ・歪みなど)
これらの点検は、車検時に整備工場やディーラーが「法定点検」として記録し、車検証に反映されます。
つまり「車検通った=安全に走れる」のではなく、「一定の基準を満たしているかどうか」を確認しただけ、という意味合いが強いのです。
車検費用の内訳はどんな構成?
「車検が高い」という声をよく聞きますが、費用は大きく3つに分けられます。
法定費用
・自賠責保険料
・自動車重量税
・印紙代・代行手数料(運輸支局の検査手数料)
整備工場の作業料
・車検整備(点検・消耗品交換など)
・不具合箇所の修理費用
・事前点検や見積もりの費用(業者によっては無料など)
任意のオプション
・オイル交換
・エンジン・吸気系の洗浄
・ワイパー・タイヤの交換など
このうち、「法定費用」は、どの整備工場やディーラーで受けても、大体同じ金額になります。
その理由は、この部分が「税金・保険料・運輸支局の法定手数料」であり、法律や国(国土交通省)で金額が決まっているためです。
・自賠責保険料は、車検24か月分の保険料で、車種・排気量に応じて定められた金額です。
・自動車重量税は、車の重量や車種に応じて国に納める税金で、13年目以降はさらに税率が上がります。
・印紙代・代行手数料は、車検証の発行や検査申請にかかる運輸支局の手数料で、車検の種類や手続き方法によって決まります。
つまり、法定費用は、工場が「勝手に値上げしたり値引きしたりできる部分」ではなく、お客様からいただいたお金を「国・保険会社・運輸支局に正しく納める」だけの役割です。
この部分は、工場にとって利益になる要素ではなく、「お客様に代わって、国・保険会社・運輸支局へ支払う立替払い」であると考えていただいて差し支えありません。
その一方で、車検見積もりの違いが生まれるのは、「車検整備の内容」「部品の品質」「代行サービスの有無」です。
整備工場やディーラーごとに、どこまで丁寧に点検するか、純正部品を使うか、消耗品を交換するか、事前点検やアフターサポートをどう設定するかが異なるため、同じ車でも費用が変わってきます。
事故を起こした車は、外見がきれいに板金・塗装で直っていても、
・フレームやサスペンションの歪み
・ブレーキやABSの不具合
・ランプ類の位置ずれ
といった「内部の損傷」が残っていることがあります。
このような状態で車検を通そうとすると、
点検の段階で「整備不良」と判断され、車検を受ける前に修理が必要
一時的に直っていても、走行中に異常が出るリスクがある
というケースも少なくありません。
そのため、事故後に「板金修理だけ」で済ませるのではなく、
「ちゃんと安全な状態に整備したうえで車検を通す」
という流れが理想です。
板金・鈑金修理と車検の関係
板金・塗装は、車の外装を綺麗に直す作業ですが、以下の点で車検にも大きく関わってきます。
外装の安全性
・フェンダーやドアがめくれていると、走行中に風圧でさらに変形するリスクがあります。
・ランプ類の位置がズレていると、灯光の角度が基準から逸れ、 車検に落ちる原因に。
事故の大きさに応じた整備の範囲
・軽い擦り傷程度なら、外装の板金・塗装と、最低限の点検で車検を通せることも少なくありません。
・フレームやシャーシに影響があった場合、板金よりも「車検に通るレベルの構造復旧」が最優先になります。
西自動車では、板金塗装の修理を依頼された場合でも、
・事故の程度
・いつ頃車検を受ける予定か
・今後の走行距離や用途
を踏まえて、安全と車検の両方を意識した見積もり・提案を心がけています。
トラブルを防ぐための「車検前のチェックポイント」
車検を通してから「気づいたらもっと整備が必要だった」と後悔しないために、事前に自分でチェックできるポイントをいくつか紹介します。
ブレーキ関係
・ブレーキペダルが重くないか、踏んでも効きにくいと感じないか
・ブレーキをかけると異音が鳴らないか
タイヤ・足回り
・タイヤの溝が少ない、ひび割れや亀裂はないか
・サスペンションから異音がしないか、ハンドルが振るわないか
ライト・電装
・ヘッドライト、ブレーキランプ、ウィンカーが正常に点灯しているか
・フロントガラスにヒビやクラックがないか
車体の歪み・事故痕
・ドアの開閉がスムーズか
・フェンダー周りに変な隙間や段差がないか
明らかに不具合がある場合は、車検前にお店で一度点検してもらっておくと、
「いきなり車検で大きな修理費用がかかる」ことを防げます。
まとめ:車検と板金塗装、両方の視点から整備を
車検は、車の安全を守るための「定期チェック」であり、
板金塗装は、事故や傷をきれいに直して「見た目と機能」を回復する作業です。
どちらも、車を安心して長く乗り続けるためには欠かせません。
特に「法定費用=税金・保険・運輸支局の手数料」は、工場が勝手に値上げできない部分であるため、
車検の見積もりを比べるときは、
・「法定費用」ではなく
・「点検内容・整備の丁寧さ・部品の品質・サービス」
の違いに注目してみてください。+2
西自動車は、伊賀市・三重県北部を中心に、
・車検の点検・整備
・板金・塗装・事故後の修理
・日常の点検・消耗品交換
を一貫してご提案できる整備工場を目指しています。
車検の時期が近い方、事故を起こされた方、車の状態に不安がある方は、
一度お気軽に当店までご相談ください。
お車の状態に合わせて、最適な整備と車検のプランをご提案いたします。

